ヒカルの碁から学ぶ人生観

今回は、1999年から連載スタートした「ヒカルの碁」から学ぶ人生観を考えてみたいと思います。

ストーリー(ざっくり)

囲碁を知らない小学生の少年があるとき囲碁を知り、囲碁にのめりこんで上を目指していくストーリーです。

知るきっかけから学ぶ人生観

主人公の進藤ヒカルが囲碁を知ったのは、物置にあった碁盤から昔の本因坊秀策こと藤原佐為の意志が乗りうつったことで囲碁を打ち、勝ち続ける事で自分の意志でも対局する相手を倒したいと思うことになり努力するところが見えてきます

・訳が分からないけど勝てる

これがあるとその物事がわからなくても興味がわいてきます。才能があるのではないかとか、楽しいとかのポジティブな感情から自信がつきそれについて勉強をします。

ちょっとした自信が大事だと思います。何事も最初の入りに苦手意識を持ってしまうと諦めてしまう、学びから逃げてしまうとその後にも印象はよくない方向にむかってしまいます。

入りの部分が一番重要でここさえ突破すれば成長が待ってます

・そして勝ち続けるために

勝負の世界では勝ちもあれば負けもある。もちろん勝ち続けると楽しいし気分も晴れやかになりほかのことや極めていきたいと向上心が生まれます。がどうやっても勝てない時期やタイミング、人が絶対出てきます。挫折してしまうと立ち直るのには時間がかかり諦めてしまうこともあると思います。

そんな苦しい時は、藤原佐為のような先生(メンター)の人がいればどこが良くないとか、言わないにしても考え方を教えてくれる存在が必要に思います。いわれっぱなしでその通りやるのではなく自己で考えることが後々重要になってきます。そして勝負の世界もこの自分の考え方で変わると思います。

実際に周りにいなくても自分の頭の中に先生を作ることでどう立ち直ろうと考える力が自己でつきます。先生はすぐ近くにいたらいいですが距離があると会ったりするのにも時間がかかってしまうから効率的にはよくないかもしれません。そういった意味では自分の頭の中と別の先生の2人いたら倍成長できそうですね!

もちろん自分の頭の中だけだと偏る可能性もあるからポイントは、フラットな存在にすることですね

・分析すること

なぜ勝ったのか、負けたのか、相手のミスなのか、自分のミスなのか、自分の考えにない方法なのか、相手にはどう見えていたかなどまずは自分の分析を内面から客観的、俯瞰的視点でみて足りているのか足りてないのかの力量を実感するのが何事においても大事です。

そして改良するのか新しい方法を学ぶのかと幅が広がっていきます

ヒカルの碁ではヒカルに対して指摘することで幅を広げたり、終局した後にみんなで研究会をしていたのが印象的で強くなる、成長するにはものすごく重要に思えます。

正直この力さえあればどの物事に対しても成長できると思います。

・数を打つ

ヒカルの碁では毎日、碁を打っている人物ばっかりです。毎日打つことで自分の欠点、できないことを理解し、直していく。囲碁はうち手によって定石は知れているかもしれませんがそこからのパターンはいくつもあってどう対応するのかも考えていけないと思います。対局時により柔軟に対応できるように自分なりの型を作ったり考え方を新しくするうえでは数を打つ、シュミレーションで練習することがいいなと思います。

勝負の時は今の力調べ的な感じでそこまでの積み重ねが重要ですね。

しかし結果がすべての世界であって地道に積み重ねても大事なところでダメだったらどうしようもないとか意味がなかったと思うと思います。それが好きなら次の大事な時のために備えることもできたり、別の道へ行っても考え方は継続しているので新しい発見や考え方を見つけ成果を出せると思えます。そしてまた進化した状態でもどってくることもあるので落ち込んだとしても次がきっとあると信じて進むしかないですね。

変なこと言うと今の日本人の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳でこの世の意識があるのはおそらくあと生まれてから81~87年しかないので何があっても楽しむ気持ちをもって自由に生きたいですよね。そして今より良い世の中になるように自分より上ではなく下の人たちになにかを与えられるようになれるといいなとも思います。考え方は変わるし人それぞれですが私は、年を取って自分が良ければ周りはどうだっていいと思う人にならないように年を取って残りが少ないからこそ周りに敬意をはらって次生まれてくる人たちや年が下の人たちが今より自分を大切に自由で周りを考えられる世の中になってほしいと思います。

こどもから学ぶ人生観

進藤ヒカルは好奇心旺盛で目標のために全力なのがすごく魅力的で心打たれます。

大人になるとこうゆう思考はなくなってくるイメージがあります。

そこで大事だなと思ったのが

・好奇心

何事もこれがないと刺激が少なくなって飽きたり、達観してしまったり、自信がなくなったりと惰性に人生が進んでいく感じがします。好奇心は出そうと思って出るものではなくて思考がクリアであったり感情が高ぶったりしたときに注意が向くものかなと思います。大人になるといったんいろいろ考えてから判断を下すと思います。もちろんそれも踏まえたうえで伸るか反るかを決めれるのが大人の強みに思えます。その分子供はなんでも興味を持って常に思考がクリアで常に感情が高ぶっている心があると思います。いい思いや痛い思いをするのはやってみないとわからないから結果は予想できませんがその心が大事に感じました。

・全力

そして物事、目標に全力で挑む。どこにいてもそのことが頭の片隅にある状態。どうやったら目標になれるのかわからないなりに貪欲に走っているように見えます。変な不安や見栄とかが感じられないのが良いところに思えます。何か一つでも全力を捧げられるような何かがあると世界が変わるとも思えます

教える側から学ぶ人生観

ヒカルの碁の世界では囲碁を教える先生が多数存在していろんな人が敬意を記されています。藤原佐為や塔矢行洋などがいます。そうゆう人たちから教える側の立ち回りや教え方も学べるのではないかなと思います。

・研究は一緒に考える

終局後の研究会は自分ならどう考えるかや分岐点での考え方などその人なりの意見とその後の試合運び方などで考え方は多種多様であり先生だから先生と同じように考えさせるのではなくこうゆう戦略もあるよとチームのような一体感を感じ見ました。初級は中、上から学び、中は初を教え学び、上に学ぶ、上は初、中に教え学ぶ。それぞれに戦う舞台があってそれぞれで勝つために成長する。それには上も下もないと思いました。

・先生も全力

先生も勝負の舞台では全力。手は抜かないことが相手に対しての敬意であって物事の歴史に対しても敬意があってと油断しない。さらに心理戦やここぞの勝負勘など勝負する物事以外の要素も学んでおり長く達観せず学び続けるほど隙がなくなっていくんだとも思いました。

先生といわれる人のこうゆう心意気が原点であって大事な要素なのかなと思いました。

タイトルとURLをコピーしました