はじめに
チャットAI概要として今回はGoogle社のチャットAI「Gemini」について概要をまとめていきたいと思います。Geminiの特徴やプラン、語源等をまとめたのでさらっと見て理解していただければ幸いです。そして気になったら一度使用してみてください。
Geminiの詳細な概要
Geminiは、Googleが開発したマルチモーダル生成AIモデルです. テキスト、画像、音声、動画を入力として受け取り、テキストと画像を生成できます。 Geminiが発表される前は、OpenAIのGPT-4が主力の生成AIモデルでした。 しかし、Geminiは主要な指標の多くでGPT-4を上回っており、GPT-4を凌ぐともいわれています。
もっと詳しくGeminiについてGoogle公式:グーグルAI
Geminiの語源
Geminiの名前は、ラテン語で「双子」を意味します。
これは、2023年4月にGoogle BrainとDeepmindが統合され、Google Deepmindが誕生したことを直接反映しています。この「双子」は、PaLMなどのLLMに取り組んでいたBrainチームと、Chinchillaプロジェクトに関与していたDeepmindチームを指しています。 これらのチームは、後にGeminiという名前で公開されたマルチモーダルプロジェクトに取り組むために一緒になりました。
また、Geminiの名前は、NASAのジェミニ計画にもちなんで付けられています。 以上が、GoogleのAI「Gemini」の名前の由来です。
Geminiの特徴と強み
ネイティブマルチモーダル
Geminiは、テキスト、画像、音声など複数の種類のデータを同時に扱えるネイティブマルチモーダルが特徴です。 この特徴によって、ニュアンスを含んだ情報をより理解し、複雑なトピックに関する質問に回答できます。
マルチモーダルについての記事です。気になったら拝見してみてください
優れた推論能力
Geminiは、膨大なデータの中から識別が難しい知識を発見する能力に長けており、この能力によって高度な推論性能をもちます。そのため、複雑な文字情報や視覚情報を理解することが可能です。
高品質なコード生成
PythonやJava、C++、Goなどさまざまなプログラミング言語を理解しているGeminiには、高品質なコードを生成できる特徴もあります.。実際にGoogleが他の人工知能モデルと比較をしたところ、Geminiにはより高度なコード生成スキルがあることがわかりました。
ほかにも
- ブログ記事やレポートの執筆
- 創造的な文章の生成
- 言語の翻訳
- プレゼンテーション資料の作成
- 質問への回答
- 要約の作成
- アイデアの生成
などの多岐にわたる用途があり汎用性が高いです。
Geminiのプラン
Geminiには無料プランとAdvancedプランの2種類プランがあります。そのプランの内容を以下に記します。
無料プラン
テキスト生成、言語翻訳、画像生成などの基本機能を利用できます。
注意:使用量に制限があります。
Advancedプラン(有料)月額2,900円
・無料プランのすべての機能に加えて、以下の機能を利用できます。
・高度なテキスト生成機能
・多くの言語への翻訳
・高解像度の画像生成
・コード生成
・無制限の使用量
このAdvancedプランは今現在、初回のみ2ヶ月間無料で利用することができます。
ぜひ試してみる事をおススメします。2か月使ってあんまり実用性を感じなかったら解約を忘れずに!
良かった方は、そのまま続けて使用していくといいと思います。
他のチャットAIの有料プランを比べてみました。
チャットAI有料版プラン比較
Gemini Advancedプラン
月額2,900円:2か月無料
ChatGPT Plusプラン
月額20$(3,000円):※2024/4月現在
Copilot Proプラン
月額3,200円:1か月間無料
Claude Proプラン
月額20$(3,000円):※2024/4月現在
主なチャットAIの有料版の比較をしてみました。どこもほぼ同じ値段ですね!
なので使う用途に応じて特徴のあるAIを利用して有用に業務や日常に使っていくといいと思います。
GeminiやCopilotは、使用期間もあるのでどっちも試してからどのサブスクに入ろうか決めても遅くないと思います。その間に技術の更新が行われて自分の用途に合ったものが見つかるかもしれません。
ちなみにGPTとClaudeは全体的な性能が高いとされていて、Copilotはコード生成能力に特徴があります。そしてGeminiは、画像の認識等の性能特徴があります。
Gemini Ultra (Advanced )
Geminiの有料プランで使える一番いいモデルUltraについて特徴と優れている点をまとめました。
高精度:
Gemini Ultraは、大規模言語モデル(LLM)のパフォーマンス評価の32のベンチマークのうち30で、既存モデルで最高水準であるGPT-4を上回る結果を出しています。また、数学、物理学、歴史、法律、医学、倫理など57の科目の組み合わせて知識と問題解決能力をテストするMMLU (大規模マルチタスク言語理解) で90.00%をスコアし、人間の専門家を上回るパフォーマンスを示した初のモデルとされています。
Googleツールとの連携:
Gemini UltraはGoogleツール(Gmail、Colab、Driveなど)と連携して使えることが特に優れている点とされています。これにより、Gmail内のメールを検索して要約したり、Colabに保存されているコードを検索して修正するなどの操作が可能です。
マルチモーダル生成AI:
Gemini Ultraはマルチモーダル生成AIモデルであり、テキストだけでなく音声、画像、動画、コードを理解し、それらを組み合わせて操作することができます。
やはりGoogleツールとの連携は大きいと思います。携帯電話の通信会社選びと同じように特に用途がなく希望する特徴もなくどこも対して差がなければ普段使っているツールとの連携ができるなどの副次的な恩恵があるところを選ぶ点ではGoogleツールを使用している方は、Geminiをおススメしたいです。
おわりに
以上がGoogleのチャットAI「Gemini」についての概要です。プランや特徴の説明では目で見張るほどの大差はないように感じられますが一度使ってみないとやはりわからないことがあると思います。なので一度使ってみる事をおススメします。
いきなり値段かけるのはハードル高いと思う方にも2か月の使用期間があって期間中で効果を試してみることもできるので試してみてください。
もちろん有料プランでなくても無料でもチャットAIの効果を体感できるので無料版から始めてみてもいいと思います。
読んでいただきありがとうございました。
また、CopilotやChatGPT,Claudeに関しても記事を書いているのでぜひ読んでいってください。