Tomoya前回、AI量産系の「稼げるnote」がなぜ売れてしまうのかを分析した。
今回は、それを批判するだけで終わらせず、実際に自分の手で検証してみることにした。
前回の記事はこちらから

AIを使ってnoteで本当に稼ぐことは可能なのか。
ただし、中身のない情報商材としてではなく、AIの力を借りて読む人の心を動かす小説を「製品」として実際に運用してみる、という形で試したい。
結果はありのままを記事にしていくつもりだ。

設計思想:AIに全部任せなかった理由
今回のシステムの本質は、「AIに小説を書いてもらうこと」そのものではない。
その前提となる枠組み・ルールを、僕自身が決めることにした。
具体的には、人間がいわば「プロデューサー」の立場で物語の基本設定や進め方を決め、その枠の中でAIが実際の文章を執筆する、という構成にした。方向性さえ決めてしまえば、あとはほぼ全自動で回るようにしたかったので、これまでも使っているVPS上にシステムを常駐させ、生成されたドラフトはDiscordに通知して、そこで内容を確認する形にした。
Tomoya最初から分かっていた制約が1つあった。
noteには記事を自動投稿する仕組みが公式には存在しない。
なので、レビューでOKを出した後、自分の手でnoteに投稿するひと手間だけは残る。これは最初から織り込み済みで進めることにした。
システム自体の仕組みはそれほど複雑ではなく、AIに相談しながら組み上げていった。
ただし、このシステムの本当のポイントは「プロンプト設計」にある。
ここの設計を誤ると、話の内容が変わってしまったり、時系列や設定にズレが生じてしまう。長く連載を続けるほど、AIの生成にはこの手の「隙」が生まれやすくなるので、そこは慎重に考えて設計した。
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構築記:ローカル検証からVPSへ
図:note連載小説システムの全体フロー
進め方は、これまでのシリーズと同じく「ローカルで開発→動作確認→VPSへ」という段階を踏んだ。
まず要件をPRDとしてまとめ、それをCursorのAIエージェントに渡して実装してもらう形を取った。
ローカルでは、コマンドを1つずつ手動で実行しながら、想定通りに動いているかを段階的に確認していった。この時点ではDiscordはまだ組み込まず、VPSに載せてから使える状態の土台だけを作っておいた。

以前のシリーズに関して以下から



つまずきポイント3連発
図:VPS常駐で踏んだ3つのつまずきと、その対応
VPSに実装を移してから、3つのトラブルに立て続けにぶつかった。
問題点
Discordの通知には、以前作った音声チャットAI用のBotをそのまま使い回そうとした。
しかし既存の音声チャットBot(前回構築したシステム)の処理が優先的に動いてしまい、新しい小説システムの通知がうまく機能しなかった。
対応
結局、小説専用の新しいBotを別に作り、同じDiscordサーバー・同じチャンネルを共用しつつ、Botの中身だけは完全に分ける形に変更した。
問題点
常駐化の設定ファイルに、「1つのプロセスだけを起動する」という指定を書き忘れていたため、意図せず複数プロセスが起動しうる状態(cluster mode)になっていた。
対応
Discord Botのような「常に1本の接続を保つ」タイプの処理は、1つの窓口だけを起動する(fork mode)のが正解で、ここも合わせて修正した。

問題点
Discordから通知が全く届かない問題も発生した。
原因は、サーバーの「チャンネルID」ではなく、開発者ポータル上の「BotのアプリID」を設定してしまっていたことだった。

Discordには似たような役割のIDがいくつも存在するので、どれがどの用途のIDなのか、きちんと切り分けて理解しておく必要があると感じた。
対応
AIに一緒に確認してもらったことで、どの数値を見るべきかすぐに特定できたのは助かった。

Tomoya同じようにDiscordでのシステム構築につまずいている人がいれば、参考になるかもしれない!!
サーバーやチャンネル自体は共用してもいいが、それらを繋ぐBotだけは、サービスごとに別々に管理した方がいい
というのが今回一番の学びだった。
次回予告
次回は、このVPS上に常駐させたシステムを使って実際に小説を執筆・レビューし、noteで販売してみた結果を報告する。
前回の記事はこちらから

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他のVPSは「さくらインターネットから!」

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