Tomoya最近、Xのタイムラインで「AIを使って月30万円稼げるようになりました」的な投稿をよく見かける。
派手な収益画像、フォロワー数、そして「今だけ半額」のnote販売リンク。
正直、バイブコーディングをテーマにこのブログを書いている身として、こうした投稿には複雑な感情を抱く。
AIを使った副業自体を否定するつもりはない。ただ、実際にリンク先のnoteを覗いてみると、派手なだけで中身が驚くほど薄いものが少なくない。
この違和感の正体を、今回から数回に分けて掘り下げていきたい。
noteで増え続ける「中身の薄い」AI量産コンテンツの傾向
僕の観測範囲だけでも、こうした「AI副業系note」にはいくつか共通点がある。
- タイトルは扇情的なのに、開いてみると一般論の言い換えと、どこかで見たようなスクリーンショットの羅列。
- 具体的な再現手順はぼかされ、肝心な部分だけ「続きは有料部分で」と伏せられている。
これ自体は珍しい商法ではない。ただ、AIによって「それらしい文章」を大量生成できるようになったことで、こうしたコンテンツの生産スピードが明らかに上がっている、というのが僕の印象だ。
なぜ売れてしまうのか:仕組みの解剖
ここでもう一段掘り下げたい。なぜ、こんなにも「中身の薄いnote」が量産され、しかも売れてしまうのか。
僕なりに整理すると
noteとAI、それぞれの「敷居の低さ」が組み合わさったことが大きいと感じている。
- noteの良さ:
-
投稿すればすぐに誰かの目に触れ、プレビュー機能で興味を引きやすい、非常に優れたプラットフォーム。
- AIの良さ:
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もはや人が書いた文章と見分けがつかないほど整理された文章を、誰でも一瞬で生成できる。
学習用途としては間違いなく世界を変える技術だと思う
この2つの「敷居の低さ」が組み合わさった結果として、「AI副業note」の氾濫という副作用が生まれているのだと思う。
面白いのは、運営側の実態だ。
おそらく多くは、悪質な情報商材のプロというより、AIを触り始めたばかりで「稼げそうだからやってみた」という人がほとんどではないか、というのが僕の推測だ。
だからこそ手法はSNSと同じになる。
中身はAIに任せ、SEOやプレビューはnoteというプラットフォームに任せ、あとは「いかに目立つか」だけに全力を注ぐ。目立てば見られる数が増え、見られる数が増えれば買う人も増える、という単純な構造だ。
目立たせるための手法自体は、テレビでも街中でも見かける、ビジネスとしてはごく一般的なものばかりだ。ただ、それが心理的な隙を作り、本来は必要のないものを「必要だ」と錯覚させてしまう。
これは無名の発信者に限った話でもない。
言葉巧みな有名インフルエンサーほど、かえって信用させる力が強く働いてしまう場合もあると感じている。
買う前に一度立ち止まるための、簡易的なチェックポイントを3つ紹介する。
- 具体的な再現手順や数字が、無料部分でどこまで示されているか
- 収益の「証拠」がスクリーンショットだけで、第三者が検証できる情報がないか
- レビューや推薦の書き手が、販売者と近い関係者ばかりになっていないか
この3つだけでも、かなりの数の「怪しいnote」をふるいにかけられるはずだ。
Tomoyaもっと詳しい見分け方は、このシリーズの後半で改めてまとめる予定だ。

騙されやすい人の心理像
そもそも、お金儲けに直接関わりのない赤の他人の言葉を、なぜここまで鵜呑みにできてしまうのだろう。
Tomoyaこの連載を書きながら、僕自身も何度もこの疑問に立ち返った。
ここからは僕自身の推測を交えた分析になるが、こうしたnoteに惹かれてしまう人には、いくつか共通する心理状態があるように思う。
ここに当てはまる人は要注意だ!
- 「このままで将来大丈夫だろうか」という漠然とした不安
- 「専門知識がなくても自分にもできるかも」という手軽さ、楽への憧れ
- 収益画像やフォロワー数といった「実績」を見ると、つい信じてしまう権威バイアス
- そもそも記事の質を判断する比較材料を持っていない、情報の非対称性
- 「今だけ」「限定」といった言葉に、つい判断を急がされてしまう心理
- 特に「金に余裕がない」状態のときほど、目先の利益を優先して精査する時間を惜しんでしまう傾向があると思う。
- 即決を迫ってくる売り手には注意した方がいい。
これは気弱な人に限った話ではなく、あくまで僕の推測だが、安定した職業に就いている人ほど、お金の知識や執着心が薄く、表面的な説明を信じやすいケースもあるのではないかと感じている。
そして、基本的なことだが
「面識のない相手の言葉を鵜呑みにしない」という原則は、地味だけど強い自衛策だと思う。
AIによる画像加工の見分け方など、より実践的なチェック項目は、このシリーズの見分け方編で改めて詳しく扱う予定だ。
これは特定の誰かを揶揄するための指摘ではなく、AI時代を生きる誰にでも起こりうる話だと思っている。
Tomoya僕自身、油断すればいつでも同じ立場になり得る。

次回予告:実際に自分で作って検証してみる
次回は、この構造を実際に自分の手で検証してみる。
これまでVPS上で価格監視Bot・チェスBot・音声AIアプリという3つのシステムを動かしてきた経験を活かし、AIを使ったnote副業システムを実際に組んでみるつもりだ。
これは技術的な検証であると同時に、「note副業は実際に副業として成立するのか」を確かめる実験でもある。

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